2022/06/09 15:55

 広島県は8日、世羅町にある県設置の「三川ダム」の小水力発電所で不安定な送電があり、周辺の住宅で家電製品などが破損する被害が生じたと発表した。

 発表では、5月19日午後2時55分頃、世羅町一帯で停電が発生。停電の際、安全のために同ダムの発電設備は自動停止するはずだったが、
約2時間にわたって送電が続いた。昨年12月に委託業者が点検の際に止めた自動停止装置の復旧を忘れていたことが原因で、過電流などによって少なくとも21戸で電気設備や家電製品が破損した。

 県は住民向けの説明会を開くなどして被害額を算定し、弁償することにしており、業者への賠償請求は今後検討するという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220609-OYT1T50116/