2022/06/19 11:20

 【ボゴタ=淵上隆悠】南米コロンビアで19日、右派のイバン・ドゥケ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が行われる。左派の元ゲリラと独立系政党の企業家による異例の一騎打ちとなった。事前の世論調査では大接戦で、どちらが勝利しても、コロンビアにとっては大きな転換点となる。

 5月29日の第1回投票では、元ゲリラの左派グスタボ・ペトロ元ボゴタ市長(62)が40・3%を獲得した。波乱だったのは、2位の候補だ。主要政党には属さない企業家ロドルフォ・エルナンデス氏(77)が28・1%で決選投票に進んだ。
ドゥケ氏と支持層が重なる中道右派の候補は23・9%にとどまった。国民が「エスタブリッシュメント(既得権層)」を嫌い、変革を求めた結果だと受け止められている。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220619-OYT1T50019/