検察    「このまま女性の監禁を続けて、どうなるかとか考えなかったのか」
三宅被告 「考えなかった」
検察    「女性を解放しようとは考えなかったのか?」
三宅被告 「考えなかった。なぜ考えなかったのかは分からない」
検察    「女性の気持ちは考えなかったのか?」
三宅被告 「考えなかった」
 
検察    「襲う意図が明確でない時点で、睡眠薬と一緒にピルや興奮剤を買ったのはなぜ」
北山被告 「一定額以上の買い物になれば送料が無料になる。一括で買ったのは、その金額に届かせるため」

裁判長   「4月24日から27日のあいだに一挙に全部買っている。かなり(お金が)かかったでしょう」
北山被告 「そんなでも。全部で10万円くらいです」
裁判長   「10万は大金でしょう。あなた給料はいくらだったの?」
北山被告 「45万から47万くらいです」
裁判長  「1回強姦するだけなら、こんなにいろいろいらんでしょう」
北山被告 「……はい」

 裁判長と検察官が、「何を考えているのか分からない」と再三質問を投げかけるのに対し、被告も「分からない」を繰り返す。