銀行がお金を貸す場合、又貸しする場合と信用創造で貸す場合がある。
ただし、国債は民間銀行の信用創造では買い支えられない。

信用創造で、銀行が持っていない金を貸し出す場合、借りる側が同じ銀行の口座に、
借りた金の殆どを、預金したままにしなければならない。

信用創造で銀行が増やした金を、借りた側が銀行の外にお金を出そうとすると、銀行は持ってないから、そのままでは対応できない。

そこで、銀行の外に出される場合は、銀行はインターバンク市場という銀行同士が貸し借りする市場で、
他の銀行からお金を借りて対応する。

つまり、預金者からお金を借りずに銀行が信用創造で融資をした場合、
融資を受けた企業などが、その銀行からお金を外に移動させる場合、
銀行は他の銀行からお金を借りて対応する、つまり預金者じゃなくて銀行から借りて、又貸しすることになる。

国債を発行する場合、代金の支払いは日銀の当座預金口座から、日銀の政府預金口座に振り込まれる。

つまり、銀行の外側で行われるから、民間銀行は信用創造した金では、国債発行に対応できない。

だから、国債は信用創造では買い支えられない。