6月21日、一般家庭の節電に応じてポイントを付与する仕組みを作ると、岸田文雄総理が発表した。この日に開催された「物価・賃金・生活総合対策本部」の会合で言及したもので、目的は電力逼迫や電気料金の高騰を緩和することだ。

 東京電力では7月1日から9月30日まで実施され、節電量1kWhあたり5ポイントが付与される。ポイントは、Tポイントやdポイントなどに交換可能だ。

 一見するとお得な制度なのだが、SNSには失望したという声が並んでいる。

《「月数十円のポイントをあげるので節電してください」って言われてもたぶん皆「それじゃあ数十円払って快適に過ごしますね」といってエアコン付け出すので意味ないですよね》

《岸田政権やばいね 月数十円の還元のシステムを作るのにいくら税金投入するんだろ…?もうほんとやだ》

「月に260kwhを使うモデル家庭で、目標とする3%の節電をした場合では、還元されるポイントは月数十円ほどにしかなりません。これは東電の場合ですが、ほかの電力会社でも大差はないでしょう。『エアコンつけるな、暑さに耐えろ』といって、数十円の見返りしかないのでは、節電に協力する気も失せてしまうのも仕方ないでしょう」(社会部記者)

 あまりのショボさに驚いた人も多く、「月数十円」は一時、Twitterのトレンド入りしたほどだ。

(略)

https://news.yahoo.co.jp/articles/a42d133ac2811e9553ea0a4567e0702326d778dd