スマートフォンの買い換えサイクルは最短を記録した2013年以降、少しずつ長くなっていました。

2021年は久しぶりに買い換えサイクルが短縮されたものの、2022年は再び長くなり、過去15年で最長を記録する見込みです。

■2020年に3年半以上に達したスマートフォンの買い換えサイクル

調査会社のStrategy Analyticsによると、スマートフォンの機種変更をおこなうまでの期間は2013年に平均28カ月の最短を記録した後は徐々に長期化し、2020年には43カ月に達しました。

これはスマートフォン購入に対する補助金がなくなったり、スマートフォンに大きなイノベーションがなくなったり、新興国で低所得者向けプリペイドスマートフォンの利用者が増加したりしたことが原因です。

■2022年は過去最高を記録するもののそれ以降は短縮の見込み

スマートフォンの買い換えサイクルは、2021年は新型コロナウイルスによる規制の緩和とワクチン接種の促進により若干短縮されたものの、2022年は再び長くなり、過去最長になるとStrategy Analyticsは分析しています。

この理由としてはロシアとウクライナの間の紛争やエネルギー価格の上昇、インフレ率の高さが挙げられています。

2023年以降は景気回復や5G通信対応機種への移行により徐々に買い換えサイクルが短くなり、2027年には41カ月に短縮されるとのことです。

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