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街頭演説でアベノミクスの成果を強調した安倍元首相=3日、松戸駅前

改憲主張にアベノミクス成果訴え 安倍晋三元首相、市川・松戸で“大演説会” 千葉県民反応さまざま 【参院選ちば2022】
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 10日投開票の参院選に向けて、自民党の安倍晋三元首相は3日、JR本八幡駅前(千葉県市川市)、松戸駅前(松戸市)の街頭演説会場を相次いで訪れ、憲法9条改正の必要性やアベノミクスの成果を訴えた。猛暑が続く中でも、主催者発表で両会場とも約1500人の観衆を集める“大演説会”に。改憲の主張には大きな拍手が湧いて「必要だ」と評価する声が上がる一方、アベノミクスには「株価が上がったのは大企業だけ」と冷めた声が出るなどさまざまな反応があった。

 安倍氏は「自衛官の子が『自衛隊違憲論』と記載された教科書で学ばなければならないのはおかしい。憲法に明記し、違憲論争に終止符を打とう」とひときわ声を張り上げると、聴衆から拍手が湧き起こった。

 演説を聴いた松戸市の会社員、川田貴子さん(56)は「その通りだと思った。自分の国を自分で守る覚悟が足りない」と同調した。

 市川市の70代女性は「まだ改憲が必要か決められない。ロシアのウクライナ侵攻を見ると改憲の是非を考えないといけない」と悩ましそうに話した。

 一方、アベノミクスに同市の無職、渋谷一夫さん(76)は「株価が上がったのは、大企業だけ。企業の9割以上を占める中小の景気が良くならないと意味ない」と苦言を呈した。