毎日新聞 2022/7/6 20:30(最終更新 7/6 21:09) 823文字

 欧州連合(EU)の欧州議会は6日、原子力発電と天然ガスを「環境に配慮した投資先」のリストに加える提案について審議した。
提案に反対する決議案が議題となったが、採決の結果、否決した。提案は欧州議会に事実上承認され、当初の予定通り2023年に発効する公算が大きくなった。

 ただ、放射性廃棄物を出す原発や、石炭よりは少ないが温室効果ガスを排出する天然ガスを「環境保護に貢献する」と認めることに対しては、EU内外で反発が根強い。
ロイター通信によると、反対派のオーストリアは6日、発効後に欧州司法裁判所に提訴する方針を示した。

https://mainichi.jp/articles/20220706/k00/00m/030/268000c