https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220711-OYT1T50301/

今回の参院選で、自民党は、全国に32ある改選定数1の「1人区」で28勝4敗と圧勝した。読売新聞社は各選挙区での野党各党の得票を基に、仮に各党が候補者を一本化していた場合、選挙結果がどう変わるかを試算した。

秋田選挙区で自民党現職の石井浩郎氏に敗れた村岡敏英氏(10日午後8時3分)
 野党側の得票は、2019年の参院選で共闘した立憲民主、共産、国民民主、社民4党が各選挙区でそれぞれ支援した候補の得票を合算した。それによると、自民候補と野党候補の勝敗が逆転するのは秋田と福井の両選挙区のみで、自民の26勝6敗という結果だった。

 立民、共産、国民、社民4党は19年の参院選では、全1人区で候補を一本化し、10勝だった。今回は、立民が昨年の衆院選で協力した共産と距離を置く路線に転じたことなどから、21選挙区で複数の野党系候が競合した。