■安倍元首相は本当に統一教会と関係が深いのだろうか

 安倍元首相が銃撃され、命を落とした。参議院議員選挙の最中でもあり、この出来事は世界にも衝撃を与えた。

 容疑者は元自衛官で、統一教会(現在は、世界平和統一家庭連合を名乗る)に恨みを抱いての犯行だという。容疑者の母親は統一教会の信者で、教団に金を注ぎ込み、家庭は崩壊した。そうしたことがあったために、容疑者は、安倍元首相が統一教会とつながりが深いと考え、それで犯行に及んだというのである。

 安倍元首相は本当に統一教会と関係が深いのだろうか。

 安倍元首相が昨年、統一教会の関連団体の集会に、現在の教団トップである韓鶴子総裁を讃えるメッセージを寄せたことは事実で、容疑者は、それを知って、安倍元首相が統一教会の信仰を広めることに貢献していると考えたようだ。

 さらに容疑者は、安倍元首相の祖父にあたり、首相もつとめた岸信介氏が日本に統一教会の信仰を入れたと考えており、それも犯行の動機になったようだ。

■岸信介の「田布施システム」

 岸は、東條英機内閣において軍需次官をつとめたことから、戦後は戦犯として巣鴨拘置所に拘置された。ただ、東條内閣を倒すことに功績があったとして、不起訴となり、釈放されている。

 岸の生涯を追っていくと、さまざまな場面で、新宗教の教団とかかわりがあったことに気づかされる。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/b9b8a0c7f1690ae91052127da76a74bf91f6fdd8
2021年7月13日 6時03分