奈良市内で参院選の応援演説中だった安倍晋三元首相(67)が銃撃された事件で、奈良県警は15日、山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が手製銃を試射したと供述した県内の山中から、ドラム缶や木製の板、弾丸のようなものが複数見つかったと明らかにした。手製銃の殺傷力を確かめるために試し撃ちを繰り返していたとみられる。

 県警によると、ドラム缶と木製の板(長さ約90センチ、幅約60センチ)には銃弾を撃ち込んだとみられる複数の痕があった。山上容疑者は手製の銃を少なくとも6丁製造したと供述しており、銃の使いやすさや威力を確かめようとしていたとみられる。【川畑岳志】

毎日新聞

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