参議院選挙で改選前の2倍の議席を獲得した日本維新の会の藤田幹事長は、
国会に法案を積極的に提出する方針を示すとともに次の衆議院選挙で、野党第一党を目指す考えを改めて強調しました。

今回の参議院選挙で、日本維新の会は、改選前の2倍となる12議席を獲得し、
このうち比例代表は、立憲民主党の7議席を上回る8議席で、野党で最も多くなりました。

日本維新の会の藤田幹事長は、記者会見で「獲得議席数の目標を達成できたのはよかったが、
岸田政権の決断が遅い政治などを変えるため、与党の議席を削るという目標は達成できず、
与党が大勝した点では完敗で、負けを認めざるをえない」と述べました。

そのうえで「参議院でも予算関連法案を単独で出せる議席数となったので、積極的に法案を提出して与党を動かし、国民に訴えかけたい。
今回の比例代表の結果で、国会の雰囲気はそうとう変わるはずで、次の衆議院選挙で、本当の意味で野党第一党をとりにいく」と述べました。

また、松井代表が代表を辞任する意向を示したことを受けて、藤田氏は、後任を選ぶ代表選挙を来月中に実施したいという考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220712/k10013714471000.html