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北京 14日 ロイター] - 中国は新型コロナウイルスを巡り、厳格に感染を抑止する「ダイナミックゼロ」政策を小幅に修正しているものの脱却する兆しは見えず、ワクチン接種でも遅れを取っている。このことは中国経済に暗い影を落とし続けそうだ。


 中国は新型コロナウイルスを巡り、厳格に感染を抑止する「ダイナミックゼロ」政策を小幅に修正しているものの脱却する兆しは見えず、ワクチン接種でも遅れを取っている。写真は北京で検査を受ける人。6日撮影(2022年 ロイター/Thomas Peter)
政府はダイナミックゼロ政策脱却に向けた工程表を示していない。こうした政策は来年も続くと予想されており、住民と企業を覆う不透明感は長引く見通しだ。

最近も感染が散発して一部都市ではロックダウン(都市封鎖)が実施された上、感染力の強い新型コロナ変異種「BA.5」が登場したため、懸念はさらに強まっている。

ロックダウンの影響に加え、くすぶり続ける不動産市場の問題と世界経済の不確実性が中国経済に重くのしかかる。

今週は、上海の住民2500万人に新型コロナの集団検査が義務付けられた。野村の推計では、11日現在、31