★サハリンで発見の男性遺体、ロシア側鑑定で知床観光船乗客のDNA型と一致

北海道・知床半島沖での観光船「KAZU I(カズワン)」の沈没事故で
ロシア・サハリン島南部で見つかった男性の遺体について、ロシア側が19日
乗客のDNA型と一致したと、外交ルートを通じて日本側に連絡してきたことが
日本政府関係者への取材でわかった。

6月に発見の連絡があった遺体で、「KAZU」と書かれた赤い救命胴衣を
着用し、黒い携帯電話や車のカギ、腕時計が見つかっている。外交当局間で今後
遺体引き渡しに向けて調整する。引き渡し後、海上保安庁が、あらためてDNA
型鑑定して身元を確認する。

事故では乗客乗員26人のうち、14人が死亡、12人が行方不明になっている。
北方領土・国後島で見つかった男女2人の遺体も、ロシア側鑑定で乗船者の
DNA型と一致し、遺体の引き渡しに向け調整が続いている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220720-OYT1T50073/