奈良西警察署の20代の男性署員が、署内で保管していた拳銃の実弾を盗んだと疑われて不当な取り調べを受けたとして、
8月5日に奈良県に対して損害賠償を求めて提訴する方針です。 

奈良県警は今年1月、「奈良西署で保管する実弾5発を紛失した」として、
20代の男性署員に対して窃盗容疑で取り調べや家宅捜索などを行いましたが、
7月15日になって「紛失ではなく定期的な交換作業の際に誤って5発少なく配っていた」と公表しました。

男性署員は取り調べの中で「お前しかおらん」「いろんな罪を掘り起こして何度でも逮捕する」などと自白を強要されたため“うつ病”を発症。
休職を余儀なくされたとして、慰謝料など約710万円を求めて8月5日に奈良県を相手に提訴するということです。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20220805/GE00045157.shtml