読売新聞8/5(金) 18:23

大津地方裁判所
 10歳代の孫の少女に性的暴行を加えたとして、強制性交罪などに問われた男(年齢非公表)の論告が3日、大津地裁であり、検察側は「犯行態様が悪質で、結果が重大」として懲役9年を求刑した。判決は9月5日。

 起訴状によると、男は2020年8月、自宅で少女に性的暴行を加えたとされる強制性交罪のほか、体を触ったとされる強制わいせつ罪、小学生だった少女の裸を撮影し、画像を所持したとされる児童買春・児童ポルノ禁止法違反に問われている。

 検察側は論告で「家族関係を崩したくない少女の心情を利用し、行為を受け入れざるを得ない状況を作った。性欲を満たすため常習的に繰り返し、酌量の余地はない」と指摘。男の「少女から触ってほしいと言われた」との主張に対しては「少女をおとしめる不合理な弁解を行い、反省の態度は皆無」と非難した。

 弁護側は、強制性交罪と強制わいせつ罪について「少女の供述の信用性に疑問がある」として無罪を主張。児童買春・児童ポルノ禁止法違反について「罪を認め、反省している」と述べ、情状酌量を求めた。

 男は最終意見陳述で「家族や孫に迷惑をかけた。彼女の将来に対して償いきれない」と述べた。

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