岸田文雄首相(自民党総裁)が10日に行う内閣改造・党役員人事でとりわけ注目されるのが、
死去した安倍晋三元首相と深いつながりのあった高市早苗政調会長(無派閥)と党内最大派閥・安倍派(清和政策研究会、97人)の扱いだ。
首相は人事にあたり「党内の結束」を重視するとしているが、特に高市氏とは政策面での違いが目立ち、同氏は党内外で摩擦も抱えていた。
ただ、高市氏や安倍派は党の岩盤支持層とされる保守層の支持が多く、対応次第では党内の亀裂が深まる懸念もある。

「自民党の底力が今問われている。一致結束し、この難局に取り組んでいこうではありませんか」

臨時国会が召集された3日、首相は党両院議員総会で、所属議員に直接こう呼びかけた。

https://www.sankei.com/article/20220808-WMH5FHXJBNLSFDUO2NQCUO6R4Q/