2022年08月12日11時47分

青々とした稲が植えられた田んぼのドローン映像。稲の間に黒くうごめく動物が映っている。野生のイノシシだ。7月10日(2022年)、岐阜県の農家が撮影した映像だ。ドローンが鼻先まで接近すると、イノシシはキバをむき出しにして突進してきた。8月12日の「めざまし8」が詳報した。

実はこうしたイノシシ出没情報は日本全国の観光地や住宅街であり、農作物を荒らす被害が相次いでいる。この40年間で、イノシシの生息地は1.9倍に拡大しているという。今年1月には神奈川・小田原市の住宅街を群れになって歩き道路をふさぐイノシシの姿が撮影された。






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ドローンでイノシシを撮影した岐阜県の農家では「被害は食害だけではない。イノシシは臭いがすごくきついので、田んぼを荒らされると臭いが稲についてしまい、収穫できないほどになってしまう」と話す。

動物研究家のパンク町田氏は「イノシシのキバは、ライオンでもかみ切れない金属でもかみ切ってしまう。それほど切断能力が高い」と言う。

キャンプやマリンスポーツが人気の広島・尾道市の百島(ももしま)では、島内の住居の至る所に金網やバリケードが設置されている。中には一面から釘先が突き出ているボードを張り巡らせてイノシシ対策をしている家もある。被害に遭った人は「米を食べられて参った。5キロの袋を2つくらい。冷蔵庫もやられてボロボロになった。中のビールの缶開けて飲んでいた」と話していた。

https://www.j-cast.com/tv/2022/08/12443633.html?p=all

(バルバス)