【驚き】“家出”女子高生を自宅に住まわせた夫婦を逮捕 容疑は「誘拐」現金3万円受け取る コレは「駆け込み寺」?

社会部

2022年8月16日 火曜 午前11:50

家出した女子高校生を自宅に住まわせた疑いで、30代の夫婦が逮捕された。家出少女の駆け込み寺のような存在だったのか。ただ、この夫婦の逮捕容疑は「誘拐」だった。





”家出”女子高生を自宅に住まわせる

会社員の山口良太容疑者(34)と妻の明子容疑者(38)は、今月5日から11日にかけて、家出した17歳の女子高生を、東京・葛飾区亀有の自宅に住まわせたとされる。警視庁亀有署の発表によると、甘言を用いて誘惑し、誘拐した疑いが持たれている。要は「甘い言葉でだまして、自宅に連れ込んだ」ということだ。

この日、被害者の女子高生は、些細なことで母親とケンカをして、家を飛び出したそうだ。そして、友人A子に相談したところ、山口容疑者夫婦を紹介されたという。実は、A子も、かつて、家出をした際に、容疑者夫婦の自宅に泊めてもらったことがあったとのこと。
被害者の女子高生は、この日から7日間に渡って、容疑者夫婦宅で生活することになる。容疑者夫婦からは「親が悪いね」と声をかけられていたという。驚いたことに、女子高生は、交際相手の”彼氏”から工面してもらった現金およそ3万円を、生活費として、2人に渡していたそうだ。





「誘拐して、かくまったことに間違いない」

8月11日になり、心配した母親が、亀有署管内の交番に届け出たことで、事件が発覚。亀有署が捜査を開始したところ、その日のうちに、A子にたどり着いた。A子が、容疑者夫婦を紹介したことを打ち明けたため、あっという間に、”誘拐”事件は解決へ。

明子容疑者が逮捕されたのは、11日午後11時すぎ。翌12日午前7時前には、良太容疑者も逮捕された。容疑は、未成年者誘拐だった。保護された女子高生は、ケガなどはしておらず、衰弱した様子もなかったという。
被害者の女子高生が、軟禁状態だったのか、連れ回されていたのかなど、7日間の生活実態については分かっていない。これまでの調べに対して、良太容疑者は「17歳の女の子を自宅にかくまって誘拐したことに間違いない」と容疑を認めている。





犯罪の自覚なくても「誘拐」
https://www.fnn.jp/articles/-/403715