読売新聞 2022/08/25 19:40

 中堅ゼネコン「銭高組」(本店・大阪市西区)から現金8000万円を脅し取ろうとしたとして、大阪府警は24日、下請けの建設会社「松岩組」(大阪府豊中市)会長の岩木学容疑者(71)と同社社長の岩木宏介容疑者(36)を恐喝未遂容疑で逮捕した。府警は、長年続いていた下請け工事契約を銭高組が解除しようとする動きを両容疑者が知り、トラブルになったとみて調べている。

大阪府警本部
 捜査関係者によると、両容疑者は昨年9~10月、兵庫県尼崎市内の建設会社の事務所で、銭高組の複数の社員に「(下請け契約を)止めて、うちをつぶすなら我慢できない」と迫り、未払いの工事代金や損害金の名目で現金8000万円を脅し取ろうとした疑い。府警は、2人の認否を明らかにしていない。

 銭高組が昨年10月、「不当な要求を受けた」と府警に相談して発覚した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220825-OYT1T50188/