福島市教委は26日、市立小中学校に通う児童・生徒計48人分の個人情報が記録されたSDカードを紛失したと発表した。市教委は「関係者の皆様におわび申し上げます」と謝罪した。

 市教委によると、SDカードには会計年度任用職員のスクールソーシャルワーカーが2020~22年度に相談を受け持った児童・生徒の氏名、学校名、相談内容などが記録されていた。SDカードは市内の小学校舎の事務室にある鍵付きの保管庫で管理していた。

 この職員は18日の退勤時にSDカードを保管庫に戻したが、24日に出勤した際には見当たらなかった。退勤時には事務室にも施錠しており、市教委は外部から侵入して盗まれた可能性は低いとみている。26日時点で情報の流出は確認されていないという。

 市教委はサーバー上での各種情報の一括管理をしているが、この職員は共用パソコンを使用していたため、記録媒体にデータを保存していた。【肥沼直寛】

毎日新聞 2022/8/27 08:40(最終更新 8/27 08:41)
https://mainichi.jp/articles/20220827/k00/00m/040/026000c