※2022年8月28日 07:00

東京商工リサーチは26日、新型コロナウイルスの影響で破たんした国内事業者数が、8月は既に144件に達し、昨年2月から19カ月連続で100件を超え、高水準を維持している状況を発表。感染や濃厚接触に伴う自宅療養ないし待機する人員が増加し、事業運営の足かせとなっている。コロナ融資の返済時期において、物価高などのマクロ経済環境の変化もあり、中小事業者の資金繰りは引き続き厳しい。

 東京都は27日、新型コロナの新規感染者数が1万7,126人確認されたと発表した。年代別では20代、40代、30代の順に多い。感染者数は減少傾向が見られるものの、病床使用率は53.5%と高い。

 第7波の拡大で全国的に病床使用率は高まっており、静岡県は26日正午時点で74.2%に達した。同県は独自に発令した「医療ひっ迫警報」の期限を8月末から9月末まで延長し、県民に対しワクチンの早期接種を求めるほか、不要不急の外出を控えるよう呼びかける。

 厚生労働省が26日に発表したコロナに伴う自宅療養者数は、24日時点において全国で156万人を超えた。前週から13万人以上増え、過去最多となった。滋賀県を基盤とする近江鉄道は、運行に必要な人員が確保できず29日から10日間の一部運休を発表するなど、影響が出ている。

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財経新聞: コロナ破たん、8月も高水準 自宅療養者増加も事業運営の足かせ 東京商工リサーチ.
http://www.zaikei.co.jp/article/20220828/687027.html