美智子さまの血栓が報じられると、にわかに囁かれたのが、新型コロナワクチンと
の関係だった。血栓はワクチン接種時の副反応の1つ。ごくまれながら、血栓症が
報告されていることを、ワクチンメーカーや厚生労働省が認めている。

不安は美智子さまだけではない。今年7月、上皇陛下も「心不全」と診断された。
ワクチン接種後、心筋炎や心膜炎といった心臓の副反応が出る可能性があることも事実
だ。皇室のワクチン接種状況は、昨年7月、天皇陛下の1回目の接種のみ公表されている。

「陛下の接種については、宮内庁が『国民統合の象徴である陛下については、公表
するのが妥当』と判断したため、公式発表がありました。しかし、陛下以外の皇族方
のワクチン接種に関しては、『プライバシーにかかわるもの』として、公表の必要は
ないとしています」(宮内庁関係者)

宮内庁病院は、宮内庁によって管理・運営されている国立病院で、内科や外科
産婦人科歯科など8つの診療科を構えている。8月26日、その宮内庁病院に、
上皇后美智子さまのお姿があった。前週に右ふくらはぎに血栓ができる「深部
静脈血栓症」と診断され、経過確認のために足を運ばれた。

「太腿に血栓ができる場合と比べて、膝から下の血栓はそこまで深刻な事態では
ないということです。美智子さまも投薬や入院といった処置は不要で、適度な
運動と水分補給を行いながら経過を注視されていくそうです」(皇室記者)

血栓症は、血管内に血のかたまりができ、血流が阻害される疾患だ。脚にできた
血栓が静脈の流れにのって肺に向かい、肺塞栓症を起こすこともあり、最悪の場合
死に至る。美智子さまは今年10月に88才を迎えられる。日頃から健康に気をつけ
られているとはいえ、年齢とともに体力や体の機能が衰えるのは当然のこと。
米寿という年齢を考えると楽観はできない。

「上皇ご夫妻が1回目の接種を受けられた当時(昨年6月)、ワクチンを接種するか
どうか頭を悩ませる国民が多く、非常に関心が高かった。初めて接種することに
なるワクチンの効き目や副反応を不安視している国民を“上皇ご夫妻も接種された
のだから”と安心させるため、『お手本』を示す意味合いもあったのでしょう」
(一部抜粋)

https://www.news-postseven.com/archives/20220901_1789653.html?DETAIL