https://news.yahoo.co.jp/articles/763209598ca984b9b8629905c836e297cbbc6a6c

旧統一教会が“新たな手法”で献金を集めていると、母親が現役信者である女性が証言した。

母親が現役信者の女性
「最近は“ポイント交換式”になったなと」

Q.ポイント交換式?
「献金して献金額が貯まると、交換で本だったりとか壺だったりとか、景品ではないんですけどそういうものをいただく」

今年、女性の母親が教会からもらってきたという、一冊の本。

「真の御家庭と『母の国・日本』の半世紀」と書かれており、文鮮明氏や教団の歴史を振り返る内容となっている。

家にこうした物が増えるたびに、女性が母親を問いつめると…

母親が現役信者の女性
「『また買ったんでしょ』と言うと『違うわ、これは授かったのよ』って言い訳ができるようになった。結局、今も昔も変わらずやっていることは一緒ですね」

教団側に、献金額に応じた物品の提供があるのか取材すると…

世界平和統一家庭連合
「一定の金額に到達した時に記念品が授与されることがありますが、その金額はその時々によって異なり、献金するかしないかは信徒の自由に完全に任されています」

さらに今、ある特別な目的のための献金もあるという。

来年5月までに“一家庭ごとに183万円”の献金が推奨されているというのだ。その理由については…

母親が現役信者の女性
「これは真の御父母様のうちの、韓鶴子総裁の年齢(80歳)と亡くなった文鮮明が生きていたとした年齢(103歳 ※2023年時点)を足して183になるから、183万円」

多額の献金が必要な背景には、韓国・清平で建設中の「天苑宮」という聖殿を来年5月までに完成させたい事情があるという。

世界平和統一家庭連合のホームページには、「天の父母さまの子女である人間が天と地を繋ぐ天宙の中心的存在であることを実感できるでしょう」と“聖殿”の建設をアピールする内容の動画も掲載されている。

教団は取材に対し、「天苑宮建立に向けて信徒に献金の協力をお願いしている。183万円は、そこまで達したら天苑宮建立に関する記念品が授与される金額にすぎない」と回答した。


(略)