2022/09/03 20:59

 警察学校の寮で現金を賭けてトランプゲームをしていた問題で、千葉県警は2日、20~24歳の男性警察官計24人を減給などの懲戒処分にした。うち3人は、同日付で依願退職した。

 発表によると、24人は昨年9~10月、東金市にある警察学校の寮の居室で、現金を賭けて「大富豪」や「ブラックジャック」などのトランプゲームを行った。24人は同9月に初任補修科生として入校した巡査だった。


 県警は、中心的な役割を担った6人を減給1か月(100分の10)、8人を戒告、10人を本部長訓戒などとした。当時の教養部長や教官ら8人も監督責任を問い、本部長訓戒などとした。

 千葉区検は2日、6人を賭博罪で千葉簡裁に略式起訴し、4人に罰金10万円の略式命令が出された。地検は、ほか18人については不起訴(起訴猶予)とした。

 県警の川口光浩・首席監察官は「警察の信頼を損ねる行為であり、決して許されるものではなく、厳粛に受け止めている。警察学校における規律の保持に努め、再発防止に取り組む」とのコメントを出した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220902-OYT1T50266/