2022/09/13 15:24

 高齢者からキャッシュカードや通帳をだまし取ったとして、滋賀県警大津署は12日、大津市、無職の男(40)を詐欺容疑で逮捕した。「夜、寝る時、(被害者の)おばあさんの顔が浮かんだ」といい、反省して同署に自首したという。

 発表では、男は氏名不詳者らと共謀。9月1日、千葉県柏市の無職女性(87)に、仲間が「健康保険の払い戻しがある」「申請にはカードと通帳が必要」と電話した後、市職員を装った男が女性宅を訪問し、キャッシュカード2枚と通帳2通をだまし取った疑い。男はその後、ATM(現金自動預け払い機)で現金を引き出したという。

 男は9月7日、大津署に1人で自首。「何も悪くないおばあさんをだまし、悪いことをした。耐えられなくなった」と供述したという。ほかに3件の事件への関与を示唆しており、同署で余罪を調べる。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220913-OYT1T50107/