【カブールAFP時事】アフガニスタンを支配するイスラム主義組織タリバンは13日、北東部パンジシール州で、タリバンの戦闘部隊が反政府勢力「アフガン国民抵抗戦線」(NRFA)の構成員少なくとも40人を殺害したと発表した。

 タリバンのムジャヒド報道官が、ツイッターで主張した。

 NRFAは、1990年代に旧タリバン政権に徹底抗戦し名をはせた故マスード将軍の息子が率いる。昨年8月にタリバンが再び政権を握って以降、パンジシール州内のパンジシール渓谷に逃げ込み、抵抗を続けている。

 ムジャヒド報道官は「州内で抵抗勢力に対する一掃作戦が実施された」と述べ、101人が拘束されたとも主張した。戦闘がいつ起きたのかは明言していない。ただ、パンジシール渓谷付近の住民らは過去数日、激しい戦闘が起きていたと証言している。NRFAの関係者は「(タリバン発表の)人数には異論がある。タリバンは人数を水増しする」と反論した。

9/14(水) 15:21配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/db813204b5d91319a1f1c3455552bb12f7c180a4

【AFP=時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン(Taliban)は13日、北東部パンジシール(Panjshir)州でタリバンに抵抗する武装勢力「民族抵抗戦線(NRF)」と交戦し、戦闘員少なくとも40人を殺害したと発表した。

 同州のパンジシール渓谷は、1980年代には旧ソ連軍の侵攻への抵抗の地として知られ、90年代後半には第1次タリバン政権に対する抵抗勢力の拠点となった。

 NRFでは、当時抵抗勢力を率いた故アフマド・シャー・マスード(Ahmad Shah Massoud)司令官の息子がトップを務める。昨年8月、渓谷に立てこもり、復権したタリバンに最後まで抵抗した。

 今年5月には、タリバンの実権掌握以来となる攻撃を開始したと発表。多くの住民が渓谷から逃れたが、ここ数週間の状況は落ち着いていた。

 住民やNRFによると、数日前から再び戦闘が起きていた。

 タリバン暫定政権のザビフラ・ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官は、NRFの司令官3人を含む40人を殺害、101人の身柄を拘束したと述べた。

 一方、NRFは、タリバンが死者数を誇張していると主張。北部を中心とした12州で戦いを続けるとしている。

9/14(水) 15:58配信
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