自民党の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点調査で、教団側から受けた選挙支援の内容を報告したのに、氏名が公表されなかった議員が少なくとも9人いることが分かった。自民党は公表外の理由について「提出された調査票を整理・精査した上で結果を公表している」として、具体的な説明を避けた。

 自民党は議員18人が選挙でボランティア支援や組織的支援などを受けたとして氏名を公表。共同通信は、これまでの取材で何らかの選挙支援を受けたと認めた議員のうち公表に含まれなかった15人に再取材した。

 13人から回答があり、9人は党にこれまでの取材と同様の報告をしたと答えた。小林一大、塚田一郎、渡海紀三朗、古屋圭司の4氏は選挙時にボランティアがいたことがあると説明。この他、党の発表に明記されていない電話かけの手伝いを受けたのは岩本剛人、中西健治、橋本岳の3氏だった。鬼木誠氏は信者から名簿の提出を受けた、土井亨氏は支援内容は任せていた、としていた。(以下有料版で、
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毎日新聞 2022/9/20 19:24
https://mainichi.jp/articles/20220920/k00/00m/010/199000c