HBC2022年09月26日(月) 17時00分 更新
今日ドキッ!で放送
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道内では、およそ3割の自治体で、女性議員が1人もいないという現実があります。
こうした「壁」を打ち破ろうと、女性たちが立ち上がりました。

金城茉里奈アナウンサー
「政治に参加する女性を増やすため、与野党の垣根を超えた会が発足されました」
先週、札幌で集会を開いたのは「クオータ制を推進する会・北海道」通称「Qの会」です。
会場には、現職や元職の、国会議員や地方議員の姿もありました。

Qの会・北海道理事 山崎摩耶 前衆議院議員
「クオータとは『割り当て』とか『分担』です。『クォーター』、4分の1ではありません。世界を見ると118か国の地域がクオータを取っています」
女性の政治参画を巡っては、2018年に「候補者男女均等法」が施行されています。

議員の選挙で、男女の候補者数ができる限り、均等となることを基本原則としますが、法的拘束力はありません。
道内選出の国会議員を見てみると、衆・参あわせて26人いるうち現在、女性は6人です。
道内の自治体では、およそ3割が女性議員が1人もおらず、全国と比べると女性の政治参画が、まだまだ遅れています。
「Qの会」は、「クオータ制」を導入し、議席の半分を女性に割り当てることを目標にしています。

Qの会・北海道 林美枝子 会長
「基本的には女性議員がゼロの議会をゼロにするという目標を持っています。女性が立候補しやすくするような環境を整えていく」

Qの会・北海道 篠田江里子 札幌市議
「今までの慣例だとかの中で、それが前に進んでいかないというのは、どこの党でもあると思う。そこを突破口にしていくことができるような活動を北海道でしていければ」

「Qの会」は勉強会などを重ね、道内で女性議員の育成や支援につなげたい考えです。

9月26日(月)「今日ドキッ!」午後5時台