※2022/9/30 7:38

 静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で3歳の女児が送迎バスに取り残されて死亡した事件で、市は29日、同園の167人の園児のうち17人が転園の手続きをしていることを明らかにした。休園中の川崎幼稚園は10月3日に再開する方針だが、市は引き続き、転園希望の調整を進める。

 29日の定例会見で、杉本基久雄市長が明らかにした。園児がバスに取り残された事件は今月5日に起き、市は2日後の7日から、保護者から転園などの相談を受け付けていた。

 市によると、これまでに61件の相談があり、実際に転園手続きに入ったのは17人で、このうち7人の転園先が決まったという。

 また、川崎幼稚園を経営する学校法人「榛原学園」は、市から委託された静波保育園と細江保育園、子育て支援センターみらいえの運営から撤退する意向を市側に伝えている。杉本市長は二つの保育園については、市が設立した社会福祉法人で、市長が理事長を務める市社会福祉事業団が引き継ぐ方向で調整を進めていることを明らかにした。早ければ、来年度から事業団の運営に切り替えられる。みらいえについては、現在整備中の別の子育て支援センターに運営を一本化する方針だ。

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朝日新聞デジタル: 園バス置き去りで女児死亡、園児1割が転園へ 静岡の川崎幼稚園:朝日新聞デジタル.
https://www.asahi.com/articles/ASQ9Y76MZQ9YUTPB00F.html