※2022年9月30日 17:37 AFP時事

 【ニューデリー時事】インドの最高裁は29日、婚姻の有無にかかわらず全ての女性に対し妊娠24週までの人工中絶の権利を認めるとの判断を下した。夫から性行為を強要された場合もレイプが成立するという判断も初めて示し、国内メディアは「歴史的判決」と伝えている。

 女性への差別意識が根深く残るとされるインドでは性犯罪が横行。政府は厳罰化に取り組んできたが、刑法には夫からの性交渉の強制を犯罪として取り締まる規定がない。今回の判断が夫婦間レイプの犯罪認定に向けた動きを後押しする可能性がある。

 現行の法律では24週まで中絶できるのは既婚女性やレイプ被害者らに限られ、未婚女性は20週までに制限されていた。これに対し、原告の未婚女性が異議を唱えていた。

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https://www.jiji.com/jc/article?k=2022093000967&g=int