【ロンドンAFP時事】英紙サンデー・タイムズは1日夜、トラス首相が「反対した」ため、チャールズ国王は11月6~18日にエジプトで開かれる国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)に参加しないと報じた。チャールズ国王は環境問題に熱心で、英グラスゴーで昨年開かれたCOP26には参加し、演説も行った。

 9月にバッキンガム宮殿で謁見(えっけん)の機会があり、トラス氏から国王に直接伝えた。トラス政権には、地球温暖化に否定的な閣僚が少なくない。トラス氏自身も、ジョンソン前首相に比べると気候問題に熱心ではないとみられている。
 サンデー・タイムズによると、王室関係者は「(9月の即位後)初外遊先は慎重に決めないといけない。COPには行かないだろう」と述べた。

時事通信 2022年10月02日12時14分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022100200248&g=int