※2022年10月2日 14:00 

【10月2日 AFP】ルーマニアのジャーナリスト、エミリア・セルカン(Emilia Sercan)氏(46)は、国家トップレベルでの盗用を暴くという使命を自らに課している。

 ブカレスト大学(University of Bucharest)の教授(ジャーナリズム)でもあるセルカン氏は、過去7年間に約50件の盗用を見つけた。閣僚や検察官、裁判官らが、書籍や科学論文、博士論文の執筆に際して規則を破ったことを白日の下にさらしてきた。

 軍出身のニコラエ・チウカ(Nicolae Ciuca)首相(55)が2003年に提出した軍事学の博士論文もその一つだ。138ページ中42ページで盗用があったことを暴き、1月半ばに独立系メディア「プレスワン(PressOne)」で調査結果を公表した。

 セルカン氏はそれ以来、ソーシャルメディアで中傷とヘイトスピーチの標的となっている。

「こんなふうに標的にされたことはこれまで一度もなかった」とセルカン氏。脅迫を受けたとして、警察に2回届け出ている。

 チウカ氏は、当時の学界の規則は順守しているとし、疑惑を否定している。

続きは↓
https://www.afpbb.com/articles/-/3424057?cx_amp=all&act=all