群馬県富岡市岡本の群馬サファリパークを訪れた西毛地域の女児(6)がカピバラに頭や首、耳などをかまれ、9針縫う全治2週間のけがを負っていたことが関係者への取材で分かった。同園は4日、ホームページで事故の概要を発表した。

 関係者によると、女児は9月27日に家族4人で同園を訪れた。午後2時ごろ、カピバラ4頭と柵の内側で触れ合い、餌を与えられるコーナーで、女児以外の3人がメス1頭に餌をあげていたところ突然、そのメスが女児に襲いかかったという。
 同園は休園日の28日にこのメスを隔離。29日は飼育員1人を付けてオス3頭でコーナーを運営した。10月1日以降は柵外からの観覧のみとしている。
 北村昭二園長は上毛新聞の取材に「カピバラは人に危害を与えない動物と認識し、これまで安全対策をしていなかった。けがを負わせて大変申し訳ない。安全な施設にするため努力をしていきたい」と話した。

上毛新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/6520bb79ae16521d8d02834e2fd5c65180159f36