※2022/10/06 17:58

 学校で子どもたちが座る際の姿勢としてなじみ深い「体育座り」を見直す動きがある。山口県下関市豊北町の豊北中学校も昨夏にとりやめ、全国から注目を集めた。身体に負担がかかって集中力が落ち、腰痛の原因にもなるなど弊害が指摘されており、専門家は「他の座り方も奨励するべきだ」と呼びかけている。

 豊北中が体育館で行う全校集会では昨夏以降、生徒約110人がパイプ椅子に座って、矢田部敏夫校長(57)の講話を聞く。集会前、生徒が倉庫からパイプ椅子を出して並べる光景が定着している。

 きっかけは、昨春の講演会。体育座りで話を聞く生徒たちは次第に姿勢が崩れ、終盤は集中力を欠いているように見えた。矢田部校長は「体育座りが原因かもしれない」と考え、パイプ椅子の導入を発案した。

 豊北中には、試みを知った全国の教育関係者から問い合わせが寄せられる。矢田部校長は「体育座りは生徒たちにとって苦痛でしかなかった。パイプ椅子の導入で集中力が持続するようになった」と話す。



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読売新聞オンライン: 学校での「体育座り」やめます…腰痛原因との指摘も、校長の講話はパイプ椅子に座って.
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221006-OYT1T50034/