今冬に行われる節電プログラムで、利用者の節電量に応じてポイントを付与する政府の支援策がわかった。電力使用量を前年同月比3%以上減らした家庭に月1000円分、企業に月2万円分のポイントを上乗せする方針だ。

 節電プログラムは12月から来年3月まで実施する。節電した利用者に電力小売会社がポイントを付与する際、政府が一定額を上乗せする。ポイントは利用者が買い物などで利用できる。

 ポイントの上乗せは、前年同月比3%以上の節電を達成した場合の「月間型」に加え、需給が逼迫(ひっぱく)した場合の節電に対する「指定時型」も用意する。

 指定時型では、電力小売会社が設定した基準を達成した利用者に対し、節電量1キロ・ワット時あたり最大40円分のポイントを上乗せする。

 利用者がポイント付与を受けるには、節電プログラムに参加する電力小売会社と契約している必要がある。冬の節電プログラムには、9月末までに200社超の電力小売会社が参加を申請した。利用者へのポイント付与は8月から順次始まっており、家庭では2000円分、企業では20万円分のポイントが付与される。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b34d71560649b22bbc2bd03e6dee575ef15469be