ことしの「過労死白書」の内容が明らかになり、うつ病などを発症して労災と認定された人について傾向を分析した結果、業種で見ると「医療・福祉」や「建設業」などが増えていたほか、男女でも発症の要因に差が出ていたとして個々に応じた対策が必要だと指摘しています。

この中では、平成22年度から令和元年度までの10年間に仕事のストレスや長時間労働が原因でうつ病などを発症し、労災と認定された4491人について分析しました。

前半と後半の5年間に分けて業種別に比較すると、
「製造業」が全体の17%程度で最も多い状況は同じでしたが、
「医療・福祉」が12%から14%余りに増え2番目に多くなったほか、
「建設業」の割合も7%から9%に増加しました。

また、発症した要因について、比較できる平成24年度からの3年間とその後の5年間で見ると、割合の増加が目立ったのは、
▽男性が「2週間以上の連続勤務」だった一方、
▽女性では「嫌がらせやいじめなどを受けた」となり、差が出ました。

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NHK NEWS WEB
2022年10月8日 4時56分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221008/k10013852341000.html