※2022/10/8 11:00

 政府が旅行代金を補助する「県民割」によって、宿泊料金が値上がりしているのではないか――。そんな声が複数の自治体に寄せられている。観光庁は「不当な価格設定」をしないよう呼びかけているが、不当かどうかを確かめる手立てがないのが実情だ。

1年前の3倍に?目を疑う価格設定
 東京都に住む30代の自営業の女性は、11月下旬に泊まる山梨県のホテルを予約しようとしたところ、その価格に目を疑った。

 1年前の同じ日、そのホテルに宿泊した時は大人2人で素泊まり1万円ほどだった。それが、今年は3万8千円。仕方なく他のホテルを探しているという。

 この女性は旅行やドライブが好きで、他県に住むパートナーとよく旅行に行くが、相手は会社員のため、宿泊料金が安い平日は休めない。11日から始まる全国旅行支援では平日には手厚いクーポンをつけ、政府として平日の旅行を後押しするが、女性は「平日に旅行ができるのはどんな人たちなのでしょうか。高くて混んでいる旅行にしか行けない層には不満しかありません」と語る。

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朝日新聞デジタル: 旅行支援でホテル代が値上がり?自治体に苦情相次ぐ 悪質なら解除も:朝日新聞デジタル.
https://www.asahi.com/articles/ASQB77G8GQB4ULFA00Q.html