宇宙航空研究開発機構(JAXA)が12日、小型ロケット「イプシロン」の打ち上げに初めて失敗した。成功すれば2023年度に改良型を投入し、24年度にはIHIエアロスペース(東京・江東)に打ち上げ事業を移管する予定だった。移管には失敗原因の究明や対策が必要で、先行きは見通せない。需要が拡大する小型衛星打ち上げサービスの国際競争に向けて暗雲が垂れ込めている。

イプシロン6号機は、内之浦宇宙空間観測所(...(以下有料版で,残り1171文字)

日本経済新聞 2022年10月12日 16:50
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC309VD0Q2A930C2000000/