窃盗グループが忍び込む住宅などを探す際に、インターネットの地図情報サービスを悪用しているケースがあるとして、愛知県半田市では、警察官らが住宅を回り防犯対策の徹底や「ぼかし加工」の申請を行うよう呼びかけました。

空き巣などの犯罪では、窃盗グループが忍び込む住宅などを探す際に、インターネットで建物の写真などを見ることができる地図情報サービスを悪用しているケースが確認されています。
13日は、こうした状況を知ることで防犯意識を高めてもらおうと、警察官らが愛知県半田市の住宅街を回り、窃盗グループが地図情報サービス「グーグルマップ」の「ストリートビュー」と呼ばれる機能を悪用して、忍び込む住宅や盗む車の情報を集めているケースがあることを説明しました。

そのうえで、対策として住宅の構造を把握した窃盗グループが駐車場の屋根などをつたって2階から侵入することもあるため、2階もしっかり施錠することや、「ストリートビュー」で家や車が見えないよう「ぼかし加工」を申請することなどを呼びかけていました。
説明を受けた中埜喜夫さんは「ストリートビューは詳しく見えるので悪用しようと思えばできるとは思っていましたが、対策をとるべきかについては、あまり考えてなかったので一歩前進かと思います」と話していました。

NHK NEWS WEB
2022年10月13日 17時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221013/k10013857611000.html