ロシア軍のウクライナ侵攻作戦を統括するスロビキン総司令官は18日、ロシアのメディアのインタビューで、一方的に「併合」した東・南部4州でウクライナ軍が防衛線の突破を試みており、状況は「緊迫している」との認識を示した。スロビキン氏はその上で、「困難な決断を下すことも排除されない」と述べあらゆる手段を講じる構えを示し、ウクライナ側をけん制した。

 英紙フィナンシャル・タイムズは14日、4州のうち南部ヘルソン州を巡り、早ければ今月後半にもウクライナ軍が州都ヘルソン市を奪還する可能性があると報道。親ロシア派のサリド「知事代行」は18日、州内を流れるドニエプル川のヘルソン市を除く右岸の住民を、左岸に集団退避させると発表した。ロシア軍が形勢挽回に向け大規模攻撃を行うとの見方も出ている。

 スロビキン氏は、ロシア軍の苦戦を事実上認めた上で「ヘルソン市を巡るさらなる行動は、軍事・戦術の現状に左右される」と指摘。ウクライナ軍が都市への「無差別攻撃」など、禁止されている戦術に頼る恐れが大きいとも主張した。侵攻作戦の総司令官がインタビューに応じるのは異例。

時事通信 2022年10月19日07時58分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2022101900219&g=int
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