※10/23(日) 10:00配信
毎日新聞

衆院厚生労働委員会で質問に答える加藤勝信厚労相=国会内で2022年8月19日、竹内幹撮影

 八代尚宏・昭和女子大特命教授は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。

 国民年金の未納分を、「厚生年金などの被用者に押し付ける仕組みがある」と指摘した。

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 9月末に報道された「基礎年金(国民年金)の給付を5万円台に維持するために厚生年金給付の抑制で穴埋め」の記事は大きな反響を呼んだ。これは年金財政の維持のために、毎年、物価上昇率の範囲内で、年金給付の実質価値を抑制する仕組み(マクロ経済スライド)を、国民年金についてだけ早期に止め、その分を厚生年金の減額で穴埋めするものである。

 もっとも、これは厚生年金受給者の基礎年金部分にも適用されるため、その影響を受けるのは一部の高年金受給者と、基礎年金給付の半分を負担する財務省だけという説明で、批判は沈静化したようである。

 ◇基礎年金というブラックボックス

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