全米教育統計センター(NCES)は24日、4年生と8年生(日本の小学4年生と中学2年生に相当)を対象とした学力調査の結果を発表した。新型コロナ前の2019年と比べ、大半の州で、数学と、英語の読解力の平均点が下がった。同センターは、新型コロナウイルスの影響で学力低下が起きているとしている。

 落ち込みが深刻なのが数学だ。19年の全米の平均点と比べて4年生は241点から236点、8年生は282点から274点に落ちた。8年生はユタ州を除いた49州で平均点が低下し、そのユタ州も19年から改善は見られなかったという。

 センターのダニエル・マクグラス副理事は8年生は数学において極めて重要な時期と説明し、「このまま放置すれば、若者の人生設計や機会が変わってしまう可能性がある」と懸念する声明を出した。

 また、英語の読解力は両学年…(以下有料版で,残り315文字)

朝日新聞 2022年10月25日 15時00分
https://www.asahi.com/articles/ASQBT2QR1QBTUHBI001.html?iref=comtop_7_06