立憲民主党の泉健太代表
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 立憲民主党と日本維新の会が、臨時国会での「共闘」を背景に距離を縮めている。25日夜には立憲の泉健太代表、維新の馬場伸幸代表ら両党幹部が東京都内で会食し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及などで今後も連携を強化していくことを確認した。

 関係者によると、会合は立憲側が打診し、立憲からは泉氏のほか岡田克也幹事長、安住淳国対委員長が、維新からは馬場氏と藤田文武幹事長、遠藤敬国対委員長の計6人が参加した。両党代表ら幹部がそろう会食は初めてという。

 両党は今国会で、旧統一教会問題を受けた被害者救済など計8項目で共闘すると合意し、岸田文雄政権の追及で足並みをそろえてきた。会合では被害者救済対策に関する与野党協議の実現など国会での成果への手応えを共有。後半国会に向けて引き続き連携を進めることで一致した。

 立憲の安住氏は26日の党会合で、国会について「前半の山はうまく乗り切れた」と指摘した上で会合に触れ、「世の中あっと驚くような共闘がスタートしたが、8項目の政策を中心とした共闘でここまでやってこられた」とアピール。立憲幹部も「楽しい食事だった」と振り返った。維新には「ただ、ご飯を食べただけ」(幹部)との声もあるが、次回の会食も提案されたといい、幹部同士の関係を深める動きが続きそうだ。【安部志帆子、古川宗】

10/26(水) 18:48配信
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