自民党が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との関係を「遮断」するよう求めた通知に、道連などの各地方組織が困惑している。来年4月の統一地方選に向けて候補が関係遮断を徹底できない場合、公認や推薦の見送りを示唆する内容だが、具体的な判断基準を示していないためだ。地方組織が各候補者の状況を正確に把握することは難しく、なし崩しになる可能性もある。

 党は10月26日付で全国の都道府県連に通知を送付。「旧統一教会および関連団体との関係遮断を徹底する」と明記し、活動を助長する行為などを控えるよう求めた。統一選での公認や推薦については「党の方針を順守し、適切に対応するようお願いする」と要請。控えるべき行動として《1》祝電やメッセージの送付《2》会合・行事への参加《3》選挙や政治活動に対する組織的な支援を受ける《4》資金的な援助を受ける―などを挙げた。(以下有料版で,残り:518文字)

北海道新聞 11/01 05:00
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/753804/?rct=n_hokkaido