毎日新聞最終更新 11/1 14:36
https://mainichi.jp/articles/20221030/k00/00m/040/075000c

1枚の「念書」がある。「献金は私が自由意思によって行ったものであり、違法・不当な働きかけによって行ったものではありません」――。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に1億円以上を献金した、当時86歳の女性が署名したものだ。他の信者の前で、その内容を話す動画も撮影。半年後、女性は認知症と診断された。長女(66)は「正常な判断ができないところにつけこまれた」と主張し、裁判を続けている。献金は本当に自由意思なのか。念書は何のために作られたのか。

妹は早世、夫は病気に
 長女らによると、女性は長野県内で果樹園を営み、遅くとも2004年ごろ、教団の施設に通うようになった。娘3人は既に独立し、心臓が悪かった夫と2人暮らし。他の信者の提案で、11歳で早世した妹の供養祭を営み、教典を読むなど信仰を深めた。

 05年8月、夫が心筋梗塞(こうそく)で再入院。女性は翌月、貢献度の高い信者に贈呈される「聖本」のために2300万円を献金した。06年12月には、「家庭公臣」「母国公臣」という称号を授かるために少なくとも計2400万円を献金するなど、高額献金を繰り返した。

 夫が死亡した09年までにその総額は1億円を超え、果樹園の土地を売却して代金の一部をつぎ込んだこともあった。

「お父さんは悪くない」
 神奈川県に住む長女が異変に気付いたのは15年春。父の七回忌で実家に戻った時のことだ。明るくおしゃべり好きだった女性が…

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