旧統一教会「解散命令」論議に潜む危うさ

楊井人文(弁護士)

【まとめ】

・岸田首相は質問権の行使を指示し、永岡桂子文科相は行使基準を明確にするための有識者会議を立ち上げへ。
・先に結論を指示するのは順序が逆で、首相が内閣支持率急低下に焦って政治判断を下しているように見える。
・旧統一教会を袋叩きにして溜飲を下げるのが目的でないのだとしたら、冷静に宗教法人制度のあり方の議論を開始すべき。

(中略)

「旧統一教会」を袋叩きにして溜飲を下げることが目的でないのだとしたら、解散命令にこだわるのではなく、冷静に宗教法人制度のあり方について議論を開始すべきではないだろうか。
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