【上海=若杉朋子】ホンダは5日、中国・上海市で開催中の中国国際輸入博覧会で、新たな電気自動車(EV)のコンセプト車「e:N2 Concept」を公開した。2024年3月期中に商品化する。トヨタ自動車も中国EV大手の比亜迪(BYD)と共同開発したEVの実車を公開した。

ホンダはEV専用ブランドとして「e:N(イーエヌ)」シリーズの販売を始めた。第1弾の多目的スポーツ車(SUV)2車種はすでに中国で今春発売しており、今回公開したコンセプト車は第2弾となる。車の土台にあたる車台は第1弾と共通だが、車体のデザインを大幅に変えた。e:Nシリーズは中国で開発しており、27年までに10車種投入する計画だ。


トヨタのEV「bZ3」(5日、上海市)
トヨタ自動車も同日、EV専用ブランドの新型車「bZ3」を公開した。BYDと共同開発したセダンタイプのEVで、近く発売する。会場ではEVのほかに燃料電池車「ミライ」も展示し、電動化に関する先端技術を来場者に紹介していた。

日本経済新聞 2022年11月5日 17:07 (2022年11月5日 17:13更新)
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