※11/5(土) 17:20配信
読売新聞(ヨミドクター)

 性感染症の「梅毒」であると今年診断された人が1万人を超えました。こうした中、懸念されるのが母親の胎盤を通じて胎児に感染する「先天梅毒」です。妊婦が分からないうちに感染してしまうことも少なくないといい、注意が必要です。

体に赤い発疹、心臓や血管、脳に障害が起きることも

 梅毒は、「梅毒トレポネーマ」という細菌が原因で発症します。主に性的な接触によって、性器や口、肛門の粘膜や皮膚の傷口から体内に菌が侵入します。症状は、性器や口内にしこりができたり、太ももの付け根のリンパ節が腫れたりします。また、体に赤い発疹ができ、何年もたってから心臓や血管、脳に障害が起きることもあります。

 国立感染症研究所によると、11月1日時点で報告された梅毒患者数は1万141人です。昨年の7983人を大きく上回り、現在の調査方法となった1999年以降、初めて1万人を超えました。

心当たりはなく、知らない間に感染

続きは↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/23a9a6aae7331c72bfa003d0ada42055931b2945