TBS11月7日(月) 12:56
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/197473

暴力団員であることを隠し、人気の夏祭りに出店する権利をだまし取ったとして、組員やその関係者ら7人が逮捕されました。露店で稼いだお金は暴力団の資金になったとみて、警察が捜査を進めています。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団六代目山口組藤友会に所属する66歳の組員の男、76歳の組員の男ら合わせて7人です。

警察によりますと、組員2人は、それぞれ関係者と共謀して、今年7月30日と31日に開催された「沼津夏まつり・狩野川花火大会」で暴力団員という事実を隠して、露天を出店する権利をだまし取った疑いがもたれています。この祭りは独自のルールで暴力団員や関係者らの出店を禁じています。

夏まつりの2日間に66歳の組員は綿菓子や金魚すくいなど3店舗を出店、76歳の男はりんご飴やドネルサンドなど7店舗を出店。人気の店舗は1日で100万円を超える売り上げがあったとみられています。

警察は売上金の一部が暴力団への上納金になっている疑いがあるとみて、資金の流れや余罪などについて、さらに調べを進める方針です。